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映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶レポート&レビュー! in 新宿ピカデリー

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2023年の正月も終わり、仕事始めの週にあたる先日1月7日、新宿ピカデリーで行われた映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶へ行ってきた!
役所広司、吉沢亮、MIYAVI、佐藤浩市ら豪華キャスト登壇するこの舞台挨拶は、特に吉沢亮らのファンを中心にチケット争奪戦となったプレミアチケットで、新年早々幸運なことに、私は知り合いからのご好意で譲ってもらえることに!舞台挨拶のレポートと合わせて、作品の概要や見どころをたっぷり紹介する!

ちなみに、劇場映画の過去記事をチェックしたい人はこちらをCheck!

映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶 当日の会場雰囲気

1月7日 映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶 イベント当日の流れ

13:50
①キャスト・監督登壇・挨拶
②キャスト作品の役づくり・正月の過ごし方
③締めの挨拶
④フォトセッション
⑤マスコミ・報道関係者退場
映画『ファミリア』作品上映

13:30 新宿ピカデリー内へ入場

まずは新宿ピカデリーに到着。トイレを済ませ飲み物を買ってから会場へ入場!映画館の館内のアナウンスで10:50定刻に開始するため、鑑賞チケットを持っている場合はや早めにシアターへ向かうようアナウンスが流れる

13:40 映画『ファミリア』のタイトルが投影されたスクリーンを撮る

シアター内のスクリーンには映画タイトルの「ファミリア」という文字が!そして、監督とキャストが登壇する予定の壇上には、飛沫の拡散防止用にパネルが置かれており、コロナ対策もバッチリ♪シアター前方と、後方の中央席にはメディアの記者やカメラマンがスタンバイしていた。

客席から見てスクリーン左側には女性司会者がスタンバイし、場内アナウンス同様、早めの着席を促し、さらにマスク着用など鑑賞時の注意を読み上げる。ちなみに、司会者が注意事項を述べている舞台挨拶開始前までは、スクリーンに投影された作品名「ファミリア」を撮影してもOKとのことで、TwitterなどSNSでの拡散も促していた。

あさみ
あさみ

役所広司ら大御所が多数出演しているからか、カメラマンの数もかなり多く、会場内は何やら物々しい雰囲気だったよ!

13:50 映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶スタート!

定刻、佐藤浩市から順々に俳優陣が登壇し、中央が主人公の役所広司とその息子役の吉沢亮。スクリーン左端にはMIYAVI、そして最後は成島出監督が登壇。まずは、キャストが一言ずつ挨拶し、舞台挨拶がスタートした。

公開記念舞台挨拶 冒頭は「明けましておめでとう」からスタート!

映画「ファミリア」公開日がこの舞台挨拶前日の1月6日で、ちょうど新年の仕事始めにあたる時期だったことから、自然と俳優陣の第一声も「明けましておめでとうございます」となり、正月を引きずった内容に。

個人的に、とても印象に残ったコメントは佐藤浩市「これまでは正月映画というと、『男はつらいよ』とか、そういう明るい作品が多かった気がするんですが、時代なのか、ようやくこういう社会問題を扱った作品を上映するようになってきたんだと感じている」という発言と、MIYAVI「新年はじまったばかりですが、この作品は今年一年引きずると思います」という趣旨のコメントだった。

役作りに関する質問に関しては、まずメインキャストの役所広司が陶芸家の役だったため、陶芸に関する質問が出たり、役所広司吉沢亮に対してそれぞれ役との共通点があるかといったもの。

また、今作品にはミュージシャンのMIYAVIも出演している。彼は、作品内で半グレ組織のリーダー役で在日ブラジル人を嫌厭する役を演じているが、実際の本人は2017年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使を務めているため、なぜ実際の活動と真逆の役柄のオファーを引き受けることにしたのか、といった質問も飛んでいた。MIYAVIは実際、オファーを受けるか否かをかなり悩んだそう。だが、あえて逆の立場に立って気持ちを知ることで今後の活動に役立てたいと引き受けたという。

映画『ファミリア』は日本での在日ブラジル人問題に関する作品 出演した外国人キャストは演技初挑戦!

この作品は、在日外国人問題を扱った映画で、劇中でも在日ブラジル人コミュニティの人々がメインキャストと絡みストーリーが展開していく。今回、役所広司演じる主人公・誠治らと絡む在日ブラジル人の少年役のサガエルカス、そのガールフレンド役ワケドファジレ、吉沢亮演じるその息子・学の妻役を演じたアリまらい果の3名はオーディションで選ばれ今回が演技初挑戦。そのため、3人には撮影現場の感想や驚いたことなどに関する質問が飛んだ。

ユニークだったのは、アリまらい果の撮影現場での吉沢亮とのエピソード。どうやら、吉沢は本番直前までアリまらい果に話しかけ、撮影が初めてで緊張していた彼女は、「本番前、私はガチガチに緊張しているのに、吉沢さんは普通に話しかけてくる。何も考えてないの?準備いらないの?と思ったとコメントし。会場は笑いの渦に。
これに対して吉沢は、あくまで緊張をほぐすためのコミュニケーションだったとコメントしつつも「そうですよね、考えたいですよね…大変失礼いたしました」と謝罪し笑いを誘った

あさみ
あさみ

登壇した外国人キャストはなんと全員が映画初出演!現場でのエピソード正月に関する質問などでは、吉沢亮やMIYAVIなどが舞台挨拶慣れしていないキャスト陣を気遣うように、笑いを誘ったり、話を膨らませてあげたりする様子も見られたよ!

映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶 出演俳優陣のそれぞれの正月の過ごし方

また、時期のこともあり、各々の正月の過ごし方に関する質問も。役所は幼少期の餅つきの思い出やお年玉で買ったもののエピソードを披露。吉沢実家で犬にベロべロ舐められ懐かれたり、一緒にTVを観て過ごしたというエピソード、MIYAVIは初詣にいったが神社が閉まっていたエピソードを披露

その他、外国人キャストたちは日本の正月やそれぞれの故郷での正月の過ごし方に言及したり、佐藤浩市が役所広司に年を越すまで起きれるかを聞く場面も。

その後、締めの挨拶フォトセッションを終え、舞台挨拶は終了。豪華キャストたちの和やかな談笑で舞台挨拶は幕を閉じ、舞台挨拶後は記者やカメラマンたちが退席し、いよいよ本編の上映へ。いよいよここからは映画『ファミリア』本編の見どころを紹介!

この映画のポイントはこちら!

作品のポイント

・家族や恋人間の愛、国籍・人種・年齢の違う他人同士での愛や友情など、いろんな「愛」の形が登場する濃厚な人間ドラマ!
・役所広司、吉沢亮、佐藤浩市、MIYAVIなどの豪華キャストと、フレッシュな映画初出演キャストたちの絡みがポイント

映画『ファミリア』のあらすじ・キャスト

映画『ファミリア』が好評だ。

この作品のあらすじは、山里でひとり孤独に暮らす陶器職人・神谷誠治のもとに、一流企業のエンジニアでアルジェリアに赴任中の息子・学が婚約者ナディアを連れてやって来る学は結婚を機に退職し焼き物を継ぎたいと話すが、誠治は反対する。一方、隣町の団地に住む在日ブラジル人の青年マルコスは、半グレ集団に目をつけられ追われていたところを助けてくれた誠治に懐き、焼き物の仕事に興味を持つように。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアには悲劇が襲う。。。というもの

キャストは、主役の誠治役を役所広司、学役が吉沢亮、誠治の友人の刑事役を佐藤浩市、半グレ集団のリーダー役をMIYAVIが演じ、日本人キャストでは他に松重豊や室井滋などの実力派俳優が脇を固める。マルコス役のサガエルカスはじめ、在日ブラジル人コミュニティの主要キャストは演技初挑戦の若手俳優たちだ。

家族や恋人、国籍・文化の違う他人同士での愛や友情…色んな「愛」が登場する濃厚な人間ドラマ!

ポルトガル語で“家族”を意味する「ファミリア。鑑賞するまでは、タイトルから血のつながった家族エピソードが多めの映画なのかと考えていた。実際は、誠治と学の血の繋がりがあるからこそのわだかまりや家族間での微妙な距離感と、学とその妻・ナディアの絆ブラジル人コミュニティ内での仲間意識や愛、日本人との対立、誠治ら一家とマルコスたちとの間に生まれる絆など国籍・文化・境遇を超えて「家族」を求める人々の姿を描いたヒューマンドラマだった。

役所広司、吉沢亮ら豪華キャストと、フレッシュなキャストたちの絡みがポイント

この映画のユニークなところは、役所広司、佐藤浩市など日本映画のベテラン俳優がたくさん出演しながらも、どこか異国情緒アンダーグラウンド感が漂うところだ。

これは、海外で活躍するロックミュージシャンでもあるMIYAVIがメインキャストに名を連ね、作品冒頭から出演していることと、マルコスをはじめ、ストーリーのカギを握る在日ブラジル人コミュニティのメインキャストや、ナディア役の子もこの作品が初の映画出演であるということの影響が強い。

舞台挨拶でも、オーディションで選ばれてから、撮影前に数ヶ月間にわたって、演技レッスンを受けたこと、撮影現場のスタッフの多さや、スタッフや他キャスト陣のプロ意識などに関してもコメントしており、ぜひ役者を今後も続けたいとコメントしていた。

国内外の映画に多数出演し、映画賞も多数受賞する、現場慣れしているベテラン俳優陣と、オーディションで選ばれ、やる気満ち溢れる映画初出演の若手俳優陣。さらに、日本人と外国人キャストのハイブリットが、この作品のキーポイントなのだ。!

まとめ

・バラバラだけどどれも正解!いろんな「愛」の形が登場する濃厚な人間ドラマ!
ベテランや大御所俳優と、映画初出演の外国人キャストたちが生み出す社会派映画

この作品のポイントは、家族や恋人間の愛、国籍・人種・年齢の違う他人同士での愛や友情など、いろんな「愛」の形が登場する点だ。
劇中だけではなく、役所広司、吉沢亮、佐藤浩市、MIYAVIなど映画出演慣れした豪華キャストと、フレッシュな外国人キャストたちの調和にも映画初出演キャストたちの絡みが作品の大きなポイントとなっている。
けっしてスカッとするようなアクションエンタメ作品やロマンティックなデートムービーではないが、様々な葛藤と愛の描写に、大切な相手のことをいつもより一層考え、大切にしたいと考えられる作品だと思う。

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