ホームパーティーや彼女とのおうちデートで鑑賞するなら、楽しくてストーリー展開や映像に盛り上がれるファンタジー映画が最適!前編(https://asami-motecinema.com/halloween-movie-1/)に引き続き、冬にぴったりな名作映画を紹介するよ!ホラー映画系は外しているので、ぜひ素敵な映画ナイトの参考にしてみて!
アリス・イン・ワンダーランド(原題:Alice in Wonderland)
ティム・バートン×ジョニー・デップの最強タッグで製作されたファンタジー映画で、ルイス・キャロル著の世界的名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の後日談を描いた作品だ。
2010年に公開され、米国をはじめ世界各国で当時のオープニング興行記録で歴代ナンバー1の座に君臨していた「アバター」の記録を塗り替え話題となり、世界興行収入10億ドル(約912億円)も突破。2016年には「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が公開された。
アリス・イン・ワンダーランドのあらすじは、昔不思議の国を訪れた記憶をなくし、19歳に成長したアリスが、赤の女王に支配されたアンダーランドと呼ばれる暗黒の世界に訪れ、冒険を繰り広げる、というストーリー。
また、アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅では、前作の冒険後、船長となり3年の航海にでたアリス。航海を終えロンドンへ戻った彼女は、再びアンダーランドで、懐かしい仲間たちと再会し、悲しい過去の記憶に捕らわれ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターのことを知る。マッドハッターを救うため、時間の番人“タイム”と対峙するアリスの運命やいかに!というもの。
キャストは、主演は言わずと知れたジョニー・デップ、その他アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターなどが脇を固める。
作品のポイント
- 「これぞディズニー!」な可愛くて作り込まれたセット、衣装、メイクまで女子ウケ要素が満点!
- 時代は映画「アバター」など3D映画の躍進時期!映像の作り込みも半端ない!
ポイントは、ディズニーが手がける実写版映画で、『不思議の国のアリス』の後日談であること。そしてティム・バートン×ジョニー・デップの7度目のコラボレーション作品である点だ。
ディズニーの「不思議の国のアリス」といえば、前身のアニメーション映画が有名だが、実はアニメ映画は1951年公開で、なんと70年以上も前!
アリスといえば、金髪で水色ワンピースのアリスに、喋るうさぎ、ユニークなチェシャ猫などカラフルなキャラクターたちが縦横無尽に動き発言をするところや、奇想天外な世界観の中で少女と動物(?)たちがドキドキワクワクの冒険を繰り広げるストーリーも魅力だ。
実写版となる「アリス・イン・ワンダーランド」では、こうした奇想天外な世界観を、まるでポップキャンディーみたいなカラフルさで表現している。
例えば、マットハッター(いかれ帽子屋)。ビビッドなオレンジ髪に大きすぎるシルクハットを被り、顔は白塗り赤メイク、衣装も、首元の大きすぎる柄リボンがやたら目を惹く。ピエロとも違う、パンクやエキセントリックと表現するしかないやりすぎ衣装やメイクも魅力だ!
また、3D映画変革期の作品だからこその映像美と縦横無尽なカメラアングルで、2時間近い上映時間でも時間がすぎるのがあっという間!飽きずに楽しんでみられる点も魅力だ。
前年が公開された2009年は、ジェームズ・キャメロン監督の3D映画『アバター』が歴代興行収入1位を達成し話題となったんだ。今では当たり前な3D上映する作品が一気に増えた過渡期に作られた超大作。大画面テレビやプロジェクターでぜひ観て!
魔女がいっぱい
「チャーリーとチョコレート工場」で有名なロアルド・ダールの児童小説「魔女がいっぱい」を、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス監督が映画化したファンタジー作品。2020年に公開され興行収入は約2億8000万円。
魔女がいっぱいのあらすじは、1960年代、ある高級ホテルにおしゃれで上品な美女が現れる。実は、その正体は誰よりも邪悪で危険な大魔女(グランド・ウィッチ)だった。ある時は、隣の家の優しいお姉さん、ある時は美しい貴婦人、、、世界中に潜み、人間のふりをして暮らしながら、人間に邪悪な魔法をかけていく魔女たち。ある日、ひとりの少年が魔女たちに気づき、魔女たちからも認識されてしまう。さらに、彼らの集会に紛れ込んだ少年は、恐ろしい計画を知ってしまい……。というストーリー。
キャストは、大魔女役をアン・ハサウェイ、そのほかオクタヴィア・スペンサー、スタンリー・トゥッチなどが脇を固める。
作品のポイント
- 魔女たちとの攻防にハラハラドキドキ!グロくはないけどびっくりする心の準備は必要かも。。。
- アン・ハサウェイの魔女演技がクセ強め!ユニークなセリフに注目!
作品のポイントは、「チャーリーとチョコレート工場」で有名なロアルド・ダールのもう一つの人気作「The Witches(魔女がいっぱい)」を、SF作品や3D:CGアニメーション作品で有名なロバート・ゼメキス監督が映画化した作品であること。
この作品のユニークさと恐ろしさは、普段は人間のふりをしている魔女たちの本当の姿と、様々な魔法描写にある。漫画やアニメの実写映画では、不自然に見えやすいファンタジー要素も違和感なく作品の世界観に馴染んでいるのだ!CGアニメが得意なゼメキス監督の演出で、少年が魔女と対峙するシーンや、集会で魔女たちが人間から魔女の姿に戻るシーンなども、ストーリー展開に心おきなくハラハラドキドキできる!
もう一つのポイントは、大魔女役のアン・ハサウェイのクセ強めな悪役演技!特に魔女の話し方は特徴的で、アンは、インタビューで「脚本には奇妙なスカンジナビアのアクセントがあると書かれていたが、実際のスカンジナビアアクセントは可愛らしい雰囲気だったため、あえて魔法的な響きがある古ノルド語などと混ぜ合わせて、グランド・ウィッチのアクセントを作り上げた、と答えている。
「プラダを着た悪魔」や「マイ・インターン」などでは観られない、邪悪でクセ強めなアン・ハサウェイは一見の価値あり!
ダークファンタジー要素もある作品だけど、グロさはなく女性と一緒に見やすい作品!ただ一点あるとすれば、作品には何匹もネズミが出てくるので、ネズミ嫌いの人と鑑賞するのは避けて!
シザーハンズ
ジョニー・デップとティムバートンが初タッグを組んだ名作ファンタジー!
1990年12月に全米で公開され、全米興行収入5636万ドル、世界興行収入が8602万ドル。
シザーハンズのあらすじは、丘の上の屋敷に1人の年老いた発明家が住んでいた。彼は人造人間・エドワードを作るが、エドワードの両手をハサミから人間の手に付け替える前に急死してしまう。手がハサミのままのエドワードは、屋敷にセールスにやってきたペグに連れられ、一緒に町へ降りることに。そこで、ペグの娘キムと出会い恋をするが……。というストーリー。
キャストはジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィーストなど。この作品でジョニー・デップは1991年の第48回ゴールデングローブ賞で最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル)にノミネート、そして作品も第63回アカデミー賞のメイクアップ賞にノミネートされた。
作品のポイント
- ティム・バートンとジョニー・デップ、鬼才同士が初めてタッグを組んだ名作ファンタジー!
- “白塗り”“手がハサミ”“改造人間”…不気味要素が満点なのに、ピュアでコミカルなエドワードを演じ切るジョニー・デップがひたすらすごい!
- クリスマスシーズンにぴったり!氷の彫刻を作りながら雪を降らせる描写がひたすらロマンチック
1990年といえば、『ホーム・アローン』『プリティ・ウーマン』『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』『ゴースト/ニューヨークの幻』など数多くの名作ハリウッド映画が制作・公開された年。
そんなライバルがひしめく中で名だたる賞にもノミネートされた作品ならハズレる心配なし!特に、ティム・バートン×ジョニー・デップの名コンビが初タッグを組んだ作品で、90年代ハリウッド映画の傑作として名前が上がることの多い一本なだけに、観ておいて損はない1本
特にポイントは、ジョニー・デップ演じるエドワードの衣装とメイク。改造人間という設定のため、顔は白塗りでところどころ傷があり、長くて大きなハサミが両手に5本ずつ剥き出しの状態、服はタイトで黒の拘束具のようなベルトがたくさんついたレザーのボディスーツ。
ルックスは、まるでヨーロッパのゴシックファッションショーにでも出てきそうな不気味な出立ちだが、屋敷にきたペグの言う通り町に降りてきたり、町でハサミを活用した仕事をやろうとしたりする彼はあまりにも素直で純朴で拍子抜けしてしまうほど。その不気味なルックスとピュアな性格、コミカルなストーリー展開を成立させるジョニー・デップの名演技も見どころだ。
かつ、アメリカ公開が12月で、雪の描写が美しいこの映画は、クリスマスパーティーやおうちデートで鑑賞するのもぴったり!特に、クライマックスのクリスマスの夜に、氷の彫刻を作って真っ白な雪を降らせる描写やラストシーンなどは今の時期にこそ一見の価値ありだ!
アリス・イン・ワンダーランドみたいな映像美やスピーディーさはないけど、「ティム・バートンの作るファンタジー」要素と切ないラブストーリーで、クリスマスシーズンにぴったり!雪のシーンは最高にロマンチックなので、部屋中を暗くして高画質プロジェクターで大画面で観てね!
前編(https://asami-motecinema.com/halloween-movie-1/)に引き続き、冬にぴったりな名作映画を紹介した今回の記事、参考になってたら幸いです!クリスマスにお正月、大切な人とのおうち時間をワクワクドキドキできるファンタジー映画で楽しく過ごしてね!
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